ワンちゃんの診療 病気・予防・去勢と避妊・定期健診

病気による痛みやつらさを言葉で伝えられないワンちゃんのために。

明らかに病気とわかる症状がなくても、様子がおかしいなど、ご不安がありましたらご相談ください。

ワンちゃんの病気 症状と治療、リスクについて

症状 耳をしきりに掻く、なにかにこすり付ける、頭を振る
治療 外耳炎の可能性がありますので診察を行い、耳掃除や点耳薬の処方をします。
リスク 耳は脳に近いデリケートな器官。外耳炎は、中耳炎、内耳炎と進んでいく可能性があるので注意が必要です。

 

症状 脱毛、かゆがる、こすりつける、皮膚に赤みがある
治療 原因を突き止めることがまずは重要です。アレルギーなどの検査を行い、適切な治療を行います。かゆみを緩和させることを中心に、場合によっては抗生物質などを処方します。また、低刺激なシャンプー、アレルゲンの含まれないフードなどもご紹介します。
リスク かゆみは大きなストレスになります。また、皮膚病があると感染症などへの抵抗力が低下し、さまざまな病気のリスクが高まります。

 

症状 下痢、嘔吐、便秘
治療 下痢止めや整腸剤などによって、ほとんどが3日ほどで治ります。ただし、他に病気が隠れている可能性もあるので、症状が治まらない場合には精密検査をおすすめします。
リスク 下痢や嘔吐は、ちょっと体調を崩しただけで起こる場合もありますが、さまざまな病気のサインとして現れることもあります。念のため、早めに受診されることをおすすめします。

 

症状 歩き方がおかしい、足を引きずる、片足を地面につけないように歩く、足を触られると嫌がる
治療

脱臼や骨折をしている場合があります。ワンちゃんの種類によっては、足にトラブルを起こしやすい場合があります。高齢の場合は関節炎が多く、小型のワンちゃんの場合には膝蓋骨が外れていることもあります。運動制限のほか、場合によっては手術が必要となります。ポーズによって負担のかかり方が大きく違ってくるので、しばらく注意してあげましょう。

リスク 足を動かすと痛みがある場合、遊びや散歩が不足して太りやすくなるのですが、体重が増えると足への負担が強くなり悪循環になってしまいます。そのため治療だけでなく、太りにくいフード、食事時間や回数、負担をかけにくい運動、ご自宅の階段などに滑り止めを貼るなどトータルなケアについてアドバイスをさしあげています。

 

症状 食欲がない、吐こうとする、苦しそうにうずくまっている、呼吸が浅い、呼吸が荒い
治療 なにか異物を飲み込んでしまった、誤飲の可能性があります。そのため、超音波などで異物を飲み込んでいないか確認します。もし、大きなものや尖ったもの、消化できないものの場合には、取り出すための手術が必要になります。
靴下、紐、おもちゃなど、遊んでいるうちについ飲み込んでしまう場合が多いので注意しましょう。もし、肛門からヒモなどが下がっている場合、引っ張らずにそのまま動物病院にお連れください。無理に引っ張ると腸を傷つける可能性があります。
リスク 尖っているものの場合、飲み込む際に食道や胃を傷つけてしまっている場合もあります。また飲み込んだものが小さいと、誤飲していることが飼い主さまにはわからない場合もあります。食欲が落ちたり、様子がおかしいとお感じになったら、ご相談ください。

 

症状 口臭がする、食べものをこぼす、食べにくそうにしている
治療 特に高齢のワンちゃんには、歯石の付着や歯周病が多くみられます。軽い歯石の付着でしたらデンタルケアでじっくり治しますが、ある程度歯石が付着している場合には歯槽膿漏まで進ませないためにも、麻酔をして歯石を除去します。歯槽膿漏まで進んでいる場合には、歯を抜く手術を行うことになります。
リスク 歯周病が進行すると食べることが苦痛になります。日々の楽しみである食事がストレスになるのは、ワンちゃんにとってとてもつらいこと。デンタルケアはとても大切なのです。当院では、デンタルケアグッズの使い方、ワンちゃんへのならし方などをしっかりアドバイスしています。

糖尿病、心臓病など、高齢期疾患について

7歳を過ぎたワンちゃんの場合、糖尿病や心臓病など、人間でいう成人病のリスクが高くなってきます。こうした病気は早めに発見してあげることで、つらい症状を出さずに治療していくことができます。高齢になってきたら、定期的に健診を受けましょう。

様子を観察して、そのコにあったフードやケアを

フードの量、食べるスピード、水を飲む量や回数、オシッコやウンチの量と回数、遊びやお散歩への興味、睡眠時間など、普段の様子を把握しておいて、少しでも様子がおかしかったらご相談ください。
良質のフードもワンちゃんの健康には重要になってきます。そのコの体質や年齢、生活スタイルに合ったものを選びましょう。

ワンちゃんの健康を守るために

ワンちゃんの健康を守るためには、予防や去勢・避妊、そして定期健診が大きな役割を果たします。

去勢と避妊

去勢や避妊は、ワンちゃんのストレスを大きく低減し、将来かかりやすいいくつかの深刻な病気を予防します。 手術を受ける時期は、そのコの生育状況によって変わりますが、生後半年くらいがひとつの目安になります。手術を受けると太りやすくなる傾向があります。

予防

狂犬病ワクチン接種や混合ワクチン接種だけでなく、フィラリア症、ノミ・マダニなどの予防を行うことで、かかりやすい病気のリスクがかなり低くなります。

お散歩好きのワンちゃん、キャンプなどアウトドアを楽しむワンちゃんなど、ライフスタイルや性格によって、予防の内容は少し変わってきます。そのコに合わせた予防を行いましょう。

定期健診

どんな病気でも早いうちに治療を開始することで、ワンちゃんにかかるストレスは大きく変わってきます。病気があっても専用のフードだけでつらい症状を出さずに、ご長寿になるコも珍しくありません。 また、ワンちゃんは種類や年齢により、リスクの高い病気があります。7歳を超えたら、検査項目を少し増やして半年に一度健診を受けることをおすすめしています。

当院では、ハロウィンやクリスマス、節分の時期にコスプレ撮影を毎年恒例で行っています。期間が長いので、この時期に合わせて毎年、健診や予防にいらしていただくワンちゃんもたくさんいます。写真はしばらく院内に飾ったあとで、飼い主さまにプレゼントしています。